【 青木景子としての活動の記録】
 
   1987年 詩画集『プラチナ色の海』(イラスト・高田美苗/サンリオ出版)
   1988年 詩画集『風の中の少年たち』(イラスト・きたのじゅんこ/サンリオ出版)
   1989年 詩画集『道の途中で』(イラスト・内田新哉/サンリオ出版)
   1990年 詩集『青いコスモス』(サンリオ出版)
   1990年 詩によるストーリー『ガールズ』(サンリオ出版
   1991年 詩画集『逆光に透かしたゼリーを』(イラスト・中田真澄/サンリオ出版)
   1992年 詩集『犬は遥かな風を知る』(サンリオ出版)
   1998年 翻訳(共訳)「偉大なるネズミ伝説」(スタジオジブリ・徳間書店)

【合唱曲】

教育芸術社
・ カンナの夏に/横山潤子作曲 1991年/掲載書名 新訂「私たちの合唱曲集」
・ 時のない野原/横山潤子作曲 1990年 掲載書名 「女声合唱アルバム1」
・ 緑のたそがれ/佐藤誠一作曲 1998年 掲載書名 「THE CHORUS 98混声/女声編」
・ 水のアーチ/横山潤子作曲 1997年 掲載書名 「クラス合唱 コーラス・パ ーティー」
・ 月の夢/佐藤誠一作曲1996年 掲載書名 改訂「私たちの合唱曲集」
カワイ出版
・ あおぞらに他8曲/大中恩作曲 掲載書名「あおぞらに」
・ 「三つの春の詩」/大中恩作曲 掲載書名「女声合唱曲集VI」


・ 未出版のものに真島圭さん作曲「秋のみずいろ」他。

【作詞】

・今井美樹、森山良子、中山忍、新居昭乃、村松邦男、等に詞を提供。


◆現在は早坂類としてのみ活動中。

青木景子から早坂類への改名についての一文
(改名当時、雑誌「詩とメルヘン」/サンリオ/に掲載)

「早坂類」という人について

 憂鬱な気分の日、ぶらりと入ったガラ空きのゲームセンターで16歳のマッキと知り合った。彼と私は不思議なほどさっさと仲良しになった。マッキは手作りの詩集をみせてくれてそれはとてもいい詩だった。ある日彼が「あなたを見てると羊歯類とか繁茂とかいう言葉が思い浮かぶ」とヘンなことをいった。それは奇妙なくらいあたっていた。私は以前、涼し気な一本の樹のようなシンプルな風景が好きだったのにこの頃はほの暗くて包むような湿度のある場所に茂る植物が頭をよぎる。意識の下のずっと深いところにそんな植物が育ってきたみたいに。そういう何気ないイメージが人をゆっくり根こそぎ変えてゆくんだと思う。「私は今、割とシンプルな植物系の名前を使って詩を書いているけれど(青木景子っていうんだけどね)でもそれはうんと古い憧れや思い出がつまった名前なんだ」とマッキに打ち明けると彼はぶ厚い姓名判断の本を本屋でみつけてプレゼントしてくれた。「名前なんて毎日きちんと着替えるもんだ!」っていうかっこいいメモ付きで。私は新しい詩に題をつけるみたいに自分に新しい名前をつけた。それからすぐにマッキに会えなくなった。マッキっていう呼び名が「末期」にひっかけてあることは誰かがちゃんと教えてくれていたから驚かなかったけれど当分泣いた。彼が本当はなんていう名だったのか、結局知らずに過ごしたのは何だかひどく象徴的なことではあったけれど。